めにゅ〜へ戻る(笑)!

5月10日(水)   TVアニメ「エンジェルハート」<声優・神谷 明さん

 とても大好きな声優さんは数多くいらっしゃるが、この神谷さんもまた外せない方だ。
 最初にこの方の声であると認識したのは、「宇宙戦艦ヤマト」の加藤三郎役としてだった。
 けれども、よくよく考えてみると、すでに物心ついたときから神谷さんの声は 耳になじんでいることに気づかされる。「北斗の拳」や「キン肉マン」は子供の頃に よく観ていたからだ。
 そんな折、改めて神谷さんの声を再認識したのが、この「シティーハンター」 「エンジェルハート」にも登場している冴羽 僚だ。
 冴羽というキャラは、いわば神谷さんの集大成ともいえるキャラだ。 ケンシロウ + キン肉マン の声質を合体させたような、つまりはこれまでの演技力を すべて発揮できるキャラでもあった。
 また、神谷さん自身もこの「シティーハンター」には思い入れが強かったようで、 ぜひ自分が演じたいとお考えであったようだ。実際、現実にそのとおりになって 現在に至っている。思い入れが強い証拠に、神谷さんが起ちあげている会社名を 「冴羽商事」と命名しているところからも、並々ならぬ思いが伺える。
 それほど思い入れが強かったこのキャラクターを、新たに演じることになった のが、この「エンジェルハート」だった。
 今までにない、「冴羽 僚」という人間味にあふれたキャラクター。「シティーハンター」 のときとは比べものにならない、精神的な葛藤や内面での表現が要求されるものだった。
 「エンジェルハート」で見せる冴羽の表情や仕草一つ。そこに加味される神谷さんの 演技力。まるで冴羽が実在しているかにさえ見えるほど、彼の深い葛藤がリアルに伝わって くる。悲劇とも思える、次々に突きつけられる現実と事実に向かう冴羽の姿に、 思わず目頭が熱くなる。
 もちろん、神谷さんの演技力がなせる業だ。
 原作での「エンジェルハート」は、画力で読み手側を圧倒させ、伝えようとしてくる。 1ページをめくるのが怖くなるほどだ。
 アニメでの「エンジェルハート」は、演出もさることながら、やはり神谷さんの 演技力がかなり大きい。その言葉一つ、声音一つに思わず、拳を握ってしまう。 冴羽というキャラに、観る側も同調させてしまうのだ。
 これまで神谷さんが演じてこられたキャラとしては、今までに類を見ない ものではないかと思う。ここまで内面に食い込んだ、ともすれば、 無口なままでいるこのキャラをいかに演じていくのか。まさしく「演技力」を 問われるキャラであり、作品だと思う。
 だんだんと回を重ねるごとに物語りは好転していくけれど、空気も和らいでは くるけれど、それでもやはり、冴羽の心の寂寥感はどこか残る。アニメでそこまで 映像化してくれるのかはわからないけれど、ともかく「エンジェルハート」を 観ていると、神谷さんの演技力がひときわ光っているのがよくわかる。
 「名探偵コナン」にて小五郎役がすっかり有名になってしまったけれど。 リアルタイムであるこの「エンジェルハート」での神谷さんにも注目して もらいたい。
 ここまで、冴羽さんを深く追求して演じてくださることが、ファンとしては 本当に嬉しく思う。声を聞いただけでドキッとしたり涙したり。
 今後とも、「冴羽=神谷」さんを見守っていきたいと思う。